西三河8市の政務調査費 D 碧南市
1 特殊事項について
(1) 碧南市議会の会派のうち市民クラブ(3人)及び無会派(高松議員)については、 交付の申請書の提出がなく、平成14年度の政務調査費は交付されていない。
なお、無会派(高松議員)は、平成13年度に引き続き交付を受けておらず、市民 クラブの平成13年度は、交付を受けた総額から支出した総額を控除した残余の金額 があった。
削減額
市民クラブ(3人) 594千円
無会派(高松議員) 198千円
(2) 新政クラブ会員(島崎一徳議員)が9月27日に死亡したため、平成14年10月に99千円(16,500円/月×6月)を 会 派 よ り 返 還 し た 。
2 支出内容について
(1) 研究研修費の支出について
@ 個人的な経費であるものが見受けられた。
○ 新政クラブ 飲食代 2回、6千円
ただし、講師と同席した場合であれば政務調査費の使用の対象として良いこととする。なお、使用の対象の飲食代であっても、その領収書には、人数又は単価を記入したものを相手方から受領するようにされたい。
○ 公明党
IT講習会受講料 1回、5百円
2) 調査旅費の支出について
調査した結果は、次のとおりであった。なお、交通費、宿泊費、日当等の支出内訳を報告書に記載すべきである。
@ 政務調査費の支出総額の約7割を占めている。
(単位:円、%)
(単位:円、%)
|
2002年度 |
2001年度 |
調査旅費 |
支出総額 |
支出割合 |
調査旅費 |
支出総額 |
支出割合 |
新政クラブ |
2,178,100 |
2,985,413 |
73 |
2,647,500 |
3,188,461 |
83 |
共産党 |
285,840 |
550,512 |
52 |
347,640 |
597,044 |
58 |
公明党 |
353,900 |
424,296 |
83 |
352,900 |
396,029 |
89 |
清和会 |
0 |
204,218 |
0 |
106,460 |
199,938 |
53 |
市民クラブ |
|
|
|
164,300 |
323,243 |
51 |
合 計 |
2,817,840 |
4,164,439 |
68 |
3,618,800 |
4,704,715 |
77 |
A 視察調査が会派全員参加(1、2名の欠席はあるが)により実施したものがあった。これらは、いずれも1泊以上の宿泊であった。
○ 新政クラブ 10/16〜10/18 鹿児島県川内市、知覧町、鹿児島市 14人参加
○ 新政クラブ 1/16〜1/17 京都府城陽市、奈良県奈良市 15人参加
○ 共産党 10/15〜10/17 岩手県沢内村、山形県立川村、新潟県聖篭村 3人参加
B 公明党は、積極的に現地調査を実施していることが窺えた。
延べ15回(うち、日帰り12回、1回当たり23千円)
(新政クラブは、延べ5回、1回当たり435千円、共産党は、1回で285千円と、公明党に比して無駄な支出であることが明らかになった。)
(3) 会議費の支出について
会議費に含まれる経費には飲食代は除外すべきである。新政クラブ4回、97千円
なお、政務調査費の使用の対象として容認するのであれば、その領収書には、人数又は単価を記入したものを相手方から受領するようにされたい。
(4) 資料購入費の支出について
@ 新政クラブが購入した平成15年用市議会手帳は、変更前の会派の人数分を購入していた。(1部 600円)
A 領収書は、その購入の内容が判断できるものでなければならない。特に、新政クラブが購入した地図15万円のような多額のものについては、領収書受領の際留意すべきである。
B 清和会は、積極的に図書の購入を実施し、延べ80冊を購入し、支出額合計は174千円と、清和会の政務調査費総額の85%を占めている。
すべての図書ではないが、その多くは個人的な経費であり、政務調査費として反する支出だと思われる。
(5) 通信費及び消耗品費の支出について
毎月又は毎年のように定期的かつ継続的に支払いが行われるものについて、支払月による処理に統一すべきである。
○ 電話料
・ 新政クラブ:月分で処理をしている。従って、平成14年度の政務調査費には、2002年4月の支払分が除外され、2003年4月の支払分が計上されている。
・ 日本共産党碧南市会議員団:支払月で処理をしている。従って、平成14年度の政務調査費では、2002年3月分〜2003年2月分が計上されている。
○ 複写機等使用料
・ 新政クラブ・日本共産党碧南市会議員団:月分で処理をしている。
以 上
ほとんどの西三河地区自治体の2002年度の3000万円以上の入札結果を見ると、予定価格の平均約97%で落札しています。予定価格の事前公表をしているか、してい
ないか関係なく高止まりしています。これは談合が日常的に行われている証です。
談合を防止し、適正な入札が行われるためにどうしたらよいのでしょうか。
ここに、参考図書を紹介しますので、皆さんも一度考えてみませんか。
[ 参考図書 ]
入札改革(談合社会を変える)武藤博己著
岩波新書 700円
公共工事の入札・契約の適正化 入札制度研究会編著
大成出版社 667円
官製談合防止の手引き
建設業適正取引推進機構発行 1600円
2004年度
「市民オンブズ岡崎」の会員になってください
2004年度
年会費5,000円(賛助会員はいくらでも)
「市民オンブズ岡崎」会員や賛助会員の会費とカンパによって運営されています。情報公開で入手する文書は1枚10円と以前と比べれば安くなっていますが、それでも大量に請求すると、1万円を超えてしまうこともあります。慢性的な赤字財政を是非助けてください。
市民オンブズ岡崎
市民オンブズ岡崎は第2,第4金曜日に事務所で例会を持っています。
1月例会では西尾市の方が見えて、道路工事が済んで1年もたたないのに、東邦ガスのガス管埋設工事のために道路を掘り返している。もったいない。訴える方法はないかという相談でした。東邦ガスが工事終了後道路舗装するので、実質的には市の税金も使われないのだから、いいじゃないという意見もありました。一方、道路舗装に投資された市税が無駄になったのではないか。東邦ガスも独占的公共性の強い企業であり、もっと計画性を持って、公共事業は行われるべきではないかという意見もありました。
これを「市民オンブズ岡崎」がどうするかということはないけれど、みんなでわいわいがやがや意見を述べあう機会にも使って頂きたいと思います。ぜひ、参加してください。
例会等のご案内
例会
2月13日(金)午後7時30分〜 市民オンブズ岡崎事務所
2月27日(金)午後7時30分〜 市民オンブズ岡崎事務所
県内オンブズ連絡会議
2月29日(日)午後1時30分〜 (岡崎・明大寺)荒川法律事務所