昨年は下水道宅地内排水路調査委託業務の談合問題と市議会議員政務調査費使途調査で1年が明け暮れました。それで少しは改善が見られるかというと、なかなか改善は見られませんでした。
下水道宅地内排水路調査業務委託では、総務部契約課を通さなくてもよい500万円以下の入札を下水道課で入札し、今まで一度もはずしたことがないシュアリサーチサービス社を除外して、落札者はシュアリサーチサービス社ばかりでな
いと実績作りした後、予定価格約3000万円の入札でシュアリサーチサービス社が落札するよう便宜を図っていたことが情報として寄せられました。
入札前日に「市民オンブズ岡崎」として、談合情報を契約課およびマスコミに通報しましたが、入札参加者に確認書を出させた後に入札し、談合はなかったと判断してシュアリサーチサービス社に委託契約しました。
また、岡崎市議会政務調査費の支出については、補助金というものは税金で賄われており、使途目的が市民の納得のいくものでなければならないと思うのですが、自分たちの思い通りに支出して差し支えないと思っているようで、相変わらず北海道や九州など遠方へ視察と称して観光旅行のような旅行をしている実態を変えることができませんでした。
今年も、市役所の談合体質を改善するよう働きかけるとともに、理事者である岡崎市行政に対するチェック機能を果たせる、真に市議会議員という職にふさわしい政務調査を行っていただけるよう要望していきたいと思います。
また、政務調査費用を使った視察報告書(「市民オンブズ岡崎」では議会事務局を通して報告書の閲覧を申し入れたところ、閲覧を拒否されました。)を市民誰でもが見ることができる情報コーナーにおくなど市民への説明責任を果たすよう求めていきたいと思います。