No.13 2001.10.8発行
岡崎市監査委員は10月1日、私たちが求めた旅費返還を求める監査請求を「調査の成果については『海外労働事情調査報告書』として提出されており、・・限られた日程の中で調査目的に沿った活動がなされ、それぞれ相応の成果をあげていることが認められる。」として棄却した。ところが、その直ぐあとで「この種調査の成果については、事柄の性質上直ちにそれが表れるものばかりでなく、長期的な視野に立って今後の労働行政に役立つものであれば、その目的に叶うものということができる。」と語り、逃げ口上を述べている。16年間も続けてきて成果があらわれなければ、やめればよい。そして本当に岡崎市において必要な調査であるのならば、必要経費の3分の2を限度とすべきではなく、全額市で負担すべきだろう。3分の1を旅行者本人に負担させるのは便宜供与でしかない証拠である。 乙川河川整備計画を調査して、男川ダム建設が不要のものであることを確信し
10月2日付で愛知県知事に対し、別紙の意見書を送付した。私たちは半年間乙川河川整備計画について検討した。その結果、男川ダムについては治水(173億円を投入するとしているが、理論的にみても最大限1600m3の2.2%しか流量はカットできず、その効果は期待できない)、利水(1日あたり2500m3の新規利水権を得るとしているが、現在額田町の工業用水1573m3のうち582m3しか公共水道に頼っていない。今後どれほどの工業団地を作ろうというのだろうか。また、現在の配水量に対する有収率が県平均93.6%であるのに79.28%しかなく、必要であれば有収率を高めれば足りるとも考えられる。)、環境保護(天然記念物ネコギギやゲンジボタルの生存が危ぶまれること)のいずれの視点からも納得できるものが見出せなかった。しかし、土木事務所の担当者に聞いたところ、今年も事業推進する予定で予算要求をしているということなので、来年度予算編成に当たって誤った判断をされないよう、私たちの意見を知事に伝えることにした。また、額田町長、岡崎市長、西三河土木事務所長にも参考にしてもらおうと送付した。 市民オンブズ岡崎行事予定
例会 場所「市民オンブズ岡崎」事務所 |