市民オンブズ岡崎

No.43  2005.6.16
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岡崎市議会議員政務調査費返還訴訟
行政側主張まるのみで敗訴!
 

5月26日に岡崎市議会政務調査費返還請求訴訟の判決が出ました。議員に対して何らかの戒めの文言でも入っていたら良いのにと思っていましたが、期待を裏切って、まったく行政の主張を丸写しした判決でした。
視察は実際に出かけていて理由さえ適当にあれば、中身は問わない。議員のガソリン代は議長のようにほとんど公用車で往復していて、政務調査のために自家用車を利用していないはずなのに、それが立証できないから利用していないとは言えないということのようです。これ以上争ってもさらに詳しい違法の立証は困難であり、勝訴する見込みは薄く、その上争う相手が岡崎市長ということは市民税を浪費させることにもなります。
その他不満の多い判決ですが、控訴は断念しました。
なお、判決文全文はホームページの資料の中に掲載しましたので、関心のある方はそちらを見て下さい。また同様に愛知県議会議員の政務調査費について名古屋オンブズマンが争っていた裁判も5月30日同じく敗訴になりました。新聞によると名古屋オンブズマンは6月9日控訴したそうです。


名古屋市で政務調査費の不正支出で名古屋市自民党議団混迷の度を深めている!

名古屋市議会で、自民党西村市会議員(前団長)が14年度の政務調査費の架空請求していたという問題で、新聞各紙が4月30日より連日報道しています。
名古屋市議会議員には月額1人55万円(年間660万円)が支給されています。
名古屋市議会でも岡崎市議会と同じように、毎年収支報告書を議長に提出することになってますが、収支報告書のみで、領収書の添付義務もなく、議員以外にはどのような使途なのか分からない仕組みになっています。
そこで、団長として預かり、支出した経費として提出した1千万円分のうち、日付や、名目の入っていない領収書250万円分(7枚分)を市議団が西村氏に請求した事から、発覚しました。
政務調査費条例では、議員分の660万円×人数分を会派に支給する制度になっています。会派で管理して領収書のチェックをしていることになっていますが、自民党だけは「上限50万円の振り分けで、領収書のチェックは実質できない状況にあるそうです。また病気療養中の市議の政務調査費3ヶ月分150万円を西村前団長の管理する共通経費口座に入金して、支出されているも発覚しました。政務調査に支出されるはずもないのに、何に使われていたのか、真相の解明が待たれます。
そしてこんどは西村氏から「預かり金」として自身が保管していた410万円を市議団に返還を申し出ました。これで自民党市議団は大騒ぎ。
政務調査費は年度内に支出されなかった場合は、残余の額として市に返還しなければならないことになるからです。市議団は「『預かり金』は存在しない。」と弁明。一方、西村議員によれば、その『預かり金』は改選時に前団員に均等に分配され、団長交代時に引き継ぐのが慣例になっていると説明していることから、この『預かり金』に違法性が強くなってきました。さて、どのような動きが出てくるのか、関心を寄せていたいと思います。
  
市民に納得してもらうためには、政務調査費の収支証明書に領収書を添付して、支出証明を明確にすることです。
岡崎市議会議員については、自家用車のガソリン代、電話代などが領収書などを添付せずに支払証明書に団員の総額を記載するだけで済ませていますが、これも名古屋市自民党市議団と変わらないのではないでしょうか。



オンブズにいただいた意見を載せて、皆さんのご意見をお聞かせ願いたいと思います。

南部地域交流センターについて考える


大きすぎて、南部交流センターの代替には、手に負えないところがあると思います。(維持費も莫大)しかし、南部交流センターの構想分はすべて包含できると思います。
あとは、考え方です。文化施設等懇話会の所管課と、交流センターの所管課が合流すれば、何とでもなるはずです。より大きな施設が手に入り、しかも格安で。市内建設業者の救済を別にすれば、ふさわしい手法です。(岡崎の建設業界は、しばらく耐震補強工事で息をつないでいますが、
市が継続して行っている大規模建築工事が途絶えると、○○建設をはじめいくつかは倒産します。三河の建築は、トヨタ系と、悪徳マンション、老人福祉、それに行政の放漫事業でほとんどすべてです。最後の項目以外に市内大手建設会社は手が出せません。)
課題は二つあると思います。
大ホールの利用率を上げること、宿泊施設の利用方法です。
大ホールは、市内のほかのホールとの機能分担から考える。
 市民会館 ― 邦楽、芸能(歌舞伎、日舞など)に特化
 竜美が丘会館 ― イベントホール、展示会に特化
 (舞台と額縁は取り壊し、ジャズなどはここでできる)
 せきれいホール ― 創作演劇工房に特化(長期の仕込から、劇団を支援)
 コロネットホール ― 素人音楽集団の発表に特化?(音響性能改造、エスカレータをどうしようか)
 甲山会館 ― 文化活動集団の発表の場に特化
 図書館の計画小ホール―小演劇(=児童演劇),人形劇,文楽に特化し、図書館の一施設とする
 アイプラザ―(岡崎勤労福祉会館)?
 ほかに、美合にもあるはず。
 不足するもの、大規模興行場(これは市民会館と、アイプラザでまかなえる)
 大規模コンサートホール(地形採算と、文化政策を考える場合必須のはず)
 アイプラザ―(岡崎勤労福祉会館)について
宿泊施設の構造は、乾式壁です。壁を外せば、会議室程度の部屋を多数確保できます。(北部と違って明快な動線で)給排水設備もありますので、教室などに改造は容易です。やる気になれば、技術上の障害はありません。
充実した交流センター施設が出来るはずです。

土地担保の信用力が崩壊している現在、区画整理事業法の手法は通用しません。行政マンの職場確保のために、次なる区画整理を「組合」方式でしかけますが、地主への詐欺まがい行為です。
JR駅西では、何百万もの精算金が発生して、大問題になりました。(地主の泣き寝入り) JR駅東では、保留地入居商業施設に挫折し、シビックホールとモールで地元をごまかしましたが、シビックホールの活性化拠点能力は元々ありませんし、モールが、大規模店に勝てる方策を見出していません。
駅東は、引き続き、半世紀以上の眠りにつくはずです。

山間地の区画整理も、保留地は買い叩かれ、先行き不透明です。先行取得地主も固定資産税の重圧に耐えられず、超安値でデベロッパーに奪い取られています。
里山の恵みと小さな田畑からの収穫に豊かな生活が出来たはずが、結局手元には何にも残っていない組合員がいます。地主の皆さんは、こんな現状をよく調査して、自らの道を決めてください。

行政のうまみは、負債はすべて組合員におっかぶせ、自分たちの仕事を創出して、固定資産税を飛躍的に増加し、土木ゼネコンと、悪徳住宅開発デベロッパーに喜ばれ、税収増をまた、いかがわしい箱物建設に費やし、自分たちの気楽に定年まで寝ていられる職場をつくることにあります。

地主の皆さんはよく考えて下さい。

以上です。一度、建設について再考する必要はないでしょうか。

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