市民オンブズ岡崎


玉ぐし料など市長・議長交際費の宗教団体
への支出に住民監査請求棄却

ニュース10

市長は原則的にやめたい!

「宗教関連行事への公費支出は違憲だ」として、岡崎市の市民団体「市民オンブズ岡崎」が、前市長と市議会議長の交際費の監査請求をした問題で、市監査委員は15日、請求を棄却する毛鄭を同団体に通知した。決定では、「宗教的意図はなく、社会的儀礼」と判断した上で「目的の当否、相当性については絶えず見直しを望む」と付け加えた。

 決定を受けて、柴田紘一市長は「交際費の支出は一つひとつ吟味しているが、今後は心配されるような行事については原則的に(支出を)やめたい」と話した。

 監査請求によると、前市長の交際費から支出された上地八幡宮の本殿修復工事完成の奉祝祭や、六ッ美悠紀祭田のお田植祭などへの寸志計6件と、同お田植祭りへの議長の玉ぐし料1件について、同団体は「違憲」と主張していた。

 決定で監査委員は「開催場所の関係上、神式の儀式はあるものの、主たる目的は歴史的伝統行事や文化財保存で、観光的要素もあり、宗教的意義は希薄化している」と指摘した。(朝日新聞5月16日)


花火大会の「桟敷接待」見直しを申し入れ

 昨年度「桟敷接待」に関する調査を行ないました。市長部局に限定しても202名を招待し、そのうち38名が「桟敷接待」に応じました。国会議員3名(参議院議員成瀬氏が5名で参加)、県知事副知事、県会議員8名、姉妹都市等市町長5名(代理者も含め12名参加)、西三河他県内市町村長等15名(碧南、安城、幸田、額田、蒲郡で9名名参加)、県知事副知事を除く県幹部職員51名、国機関の職員36名、消防関係者8名(6名参加)などその多くが官々接待と言われるものです。さすがに出席者は少なかったけれど、一応招待した以上は来ることを前提に計画される「桟敷接待」です。

 そこで、市長への意見書を5月17日に出しました。

 岡崎の花火で設置される桟敷の数は1892桝。うち、菅生神社が512桝を持ち、観光協会が1380桝を持っています。そのうち市民が抽選で入れる桝は327桝のみです。花火提供者や縁故優先桟敷が1000桝もあるということですから、観光協会の桟敷桝配分についても関心を持って調べていきたいと思います。

 今年もそろそろ桟敷の募集がありますが、一般市民への開放を増やしてほしいものです。

男川ダム建設予定地で参加者の驚きの声

乙川ウォッチングに途中から合流した人を含めて20名が参加しました。
 昭和46年に洪水で浸水した大平周辺の低地は、今商業施設が立ち並んでいます。30年に一度の大雨対策としてダムが考えられているということですが、この商業地の直ぐ近く、男川浄水場に隣接する農地を遊水地として洪水を避ける方が効果が大きい。そこを買い上げて複合施設にするよりも、緊急時に水門をあげて遊水地として利用し、そのために生じた農作物被害に対して補償するという契約をするほうが、水門の建設費だけで直ぐに効果的な洪水対策ができるんじゃないかという意見も出ました。また、どれほど対策を講じても、予想できない洪水はあるかもしれないのでハザードマップを作る方が先決だという意見も出ました。大平堰や竜宮ではバーベキューパーティをしている人々がたくさんいました。そして、細光の集落に入るとダム反対の看板が目に入ってきました。それを見ながらダム建設予定地で車をとめて、川を見学することにしました。参加者からは、「こんなところを塞いだら、鳥川の人たちが孤立してしまう。」「 山の頂上までダムサイトになっちゃうね。」など、驚きの声がいっせいにあがりました。川に入って水中生物を採集しましたが、ヨシノボリやウグイの稚魚らしきものが捕らえられました。それと、ゲンジボタルの餌になるニガナもいました。これから6月になると、夜ゲンジボタルの群舞を見られますので、友人を誘って鳥川へでかけてください。そして、ダム建設予定地を多くの人に知らせてください。

  市民オンブズ岡崎例会の案内

例会 6月8日(金) 午後7時半〜 市民オンブズ岡崎事務所

    6月22日(金) 午後7時半〜 市民オンブズ岡崎事務所

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